新型コロナウイルスが世界で猛威をふるうう中、日本はオリンピック開催を強行しようとしている。
日本では、新型コロナウイルスがまだ大きくなっていないというのが理由であったが、このPR方法は間違いである。理由は簡単、オリンピックは日本だけが大丈夫なら開催できるものではない。
米州や欧州、中国など世界から選手が集まり競技をするからオリンピックなのである。世界中の選手が練習もまともにできない中、日本で開催を強行しても、これは、日本大会、最悪、地方の運動会のていとなるであろう。もちろん、日本としては、稀有の日本人メダルラッシュのチャンスとなるが、オリンピック史の汚点となるだろう。
2020年3月23日現在、カナダはオリンピック不参戦を表明している。米国でもアスリートたちが開催反対に向けて動いている。
日本人でも、オリンピックを楽しみにしている人はほとんどいないのが肌感覚である。ただ、すでに多くの税金が投入されたなか、日本人として、「気分的」には、延期してでも開催はしてほしい。
ただ、PCR検査もろくに出来ない日本、貧しい途上国日本としては、延期によるコストを払うだけの余裕はないと考える。
というのも、新型コロナウイルスが、いつ全世界で終わると分かっているのであれば、延期し、開催までのコストをどのように減らすかを考えやすいが、相手はウイルスであり、世界で拡大傾向にある。いつ変化し、さらに強力なウイルスになり、更なるパニックを引き起こす可能性もあるのである。
東京オリンピックをやったところで、景気は良くはならない。これだけの借金と高齢化問題をを抱えた日本には、特効薬などないのだ。東京オリンピックは不要であった。
政権にはオリンピック利権が多くからまっており、「中止」を口にすれば、よもすれば、死人もでるかも知れない。延期をおしてくるだろう。
健康や安全、安心という言葉を軽々しく、世界のどこよりも使う日本において、健康や安全、安心を省みないオリンピック決行にこだわるこの国を冷ややかに見始めており、これ以上、途上国としてのイメージを強くしてはほしくない。
日本に、数週間のお祭り騒ぎは必要ない。
本当に日本に必要なのは、国民の安心感なのだ。
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