2010年6月21日月曜日

ベトナム国会が新幹線方式の高速鉄道計画を否決

昨日(2010年6月20日)の日経で最もショッキングであったニュース。自国のGDPの半分ということと日経には採算のもくろみもあまいことが否決の理由らしいが、欧米の裏工作も見え隠れしそうである。英国は政権が変わり、これまで決まりそうであった日本の会社を締め出して、欧米のひも付き企業をいれるような動きがある。

高速列車、メトロの導入はこれからの日本の世界で売っていくべき技術。インドでも導入は決まった。アメリカでもメトロがとれた。日本の列車ほど正確な時間でスムーズに走り、利便性のある列車及びその制御システムはこの世界に存在しない。地震への対応などリスク管理面でも優れている。悪くても自国やひも付きの企業の導入はその国の人の為にならない。

ドイツやフランスの列車は中東などでとりいれられたりし、しばしば、日本のライバルとされるが、これらの国に住んできた私は知っている、ドイツやフランスに住んでその列車を利用している人は誰一人として満足していない。時間通りにこない列車(車両のデザインはドイツのICEは個人的に優れており、日本の新幹線は学ぶべきと考えるが・・・)に誰が満足するのだろうか?満足しているという人も満足というよりは「諦め」なのである。少なくとも私はその心境であった。ヨーロッパの列車は、毎回遅れて、時に遅れなくても自分の取った席が存在しないなどとんでもない間違いをする(経験談)。ドイツ人の友人の中にはドイツの列車の低クオリティーに痺れを切らしており電車は絶対に使わず飛行機しか使わないことに徹している人もいる。
その国の人の利便性を優先するならば、最も優れた日本の技術を、これからさらに新興国や欧米市場に導入していただきたい。

車についても一言、中国の地方自治体とその地域の車会社の結びつきは明らかで、年毎にタクシーの車種をみればどこの会社がその土地の政府と結びついているのかがわかる。上海ではVWである。VW以外の車種へのナンバープレートの取得を難しくして(確か、VW以外の車では取得の値段を数万倍にした)いた。今はその状況は改善されてきている。

ドバイには日本車が多い。これは日本の車会社がいかにしてここまでのシェアを手にしたのか?この理由をご存知の方は教えてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿