2006年11月にイタリアで挙式したトム・クルーズとケイティ・ホームズであったが、離婚に向けて協議を進めているようである。
トム・クルーズといえばトップガン、カクテルやレインマン、ミッションインポッシブルシリーズで有名である。これまでの結婚暦としては3人目(ミミ・ロジャース(1987–1990)、二コール・キッドマン(1990–2001))。
彼を有名にしたトップガンの数年後のデイズオブサンダーでキッドマンと出会い結婚した。両者とも有名俳優でありこの二人の夫婦のイメージが強い。
トム・クルーズといえば興味深いのは、米国芸能界にはびこるカルトグループ「サイエントロジー」との関係である。最初の妻、ミミ・ロジャースがサイエントロジー信者であり(ロジャースの最初の夫はサイエントロジー)、1980年後半から彼も強い影響を受けていたと思われる。ニコール・キッドマンは信者でなく、離婚の原因もサイエントロジーであったといわれている。
ニコール・キッドマンとの離婚後付き合っていたペネロペ・クルズは3年間サイエントロジーに入信するためコースを受け続けたが、結局入信することがなく、トム・クルーズとも破局した。
ケイティ・ホームズはサイエントロジー入信し、トム・クルーズと結婚(結婚式にはサイエントロジーのトップ、デイビッド・マスカビッジが参加している)。
父親の虐待、若年期に熱中していたレスリングの怪我による挫折、長い間悩まされた識字障害。トム・クルーズはサイエントロジーが克服してくれたと信じている。
破局、離婚を繰り返すトム・クルーズ。サイエントロジーは彼(その子供たち)を本当に幸せにしているのだろうか。
そもそも、L・ロン・ハバートがお金儲けのためにつくった宗教団体であり、世の中で最も成功してるカルトともいえる。芸能人(ジョン・トラボルタやジュリエットルイス、エルビス・プレスリーの娘や妻など日本でも有名な俳優が名を連ねる、シンプソンズのバートの声の担当者、サウスパークの初期からのメインキャラであったシェフは、サウスパークでサイエントロジーを皮肉ったエピソードを作ったことで降板している)を積極的に勧誘しているのは日本の新興宗教団体にも通じるものがある。
日本にも上陸しており。一時期、Japan Today( http://www.japantoday.com/ )という日本の英字ニュースに積極的に広告も出していた。中立的な立場であるべきのニュースメディアが一定の宗教団体から資金を得ていいのかという趣旨の書き込み(当時は20代前半で若かったので、小さな書き込みもしていた)を行ったところすべて削除されたのを覚えている。
サイエントロジーに入る多くの有名人の変遷をみるとコンプレックス、離婚など人生の危機・問題を抱え入信する。その後はぱっとしなくなる。トムクルーズのように離婚を繰り返すものもいる。本当に自分を幸せにしてくれるのはなにか考えてほしい。
ちなみに最近はオブリビオンという映画のPRで来日したトムクルーズ。この映画は海外で以前に観たがとくにこれといって面白くもなかった。一緒に見に行った友人はかつてない駄作との感想。自分としては、「宇宙から悪者がきて、最後は悪者は爆発する」アメリカのSFではお決まりのパターンで、特にひねりのない話だったが駄作ではないと思っている。
ただ、この映画、米国では人気を博しているようでびっくりである。このようなSF系の映画にトムクルーズがでるとサイエントロジー系の影響があるのかもしれないと邪推してしまうのは悪い癖であろうか。米国でのその人気も、日本でもよくあるケースで、教祖の本を信者一人で何10冊も買いあさるためベストセラーになる現象と似ているのかもしれない。
サイエントロジーに関して http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC
サイエントロジー信者(ハリウッド)
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Scientologists
政府にカルト認定されている団体
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%AE%E6%96%87%E6%9B%B8%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%A8%E5%88%86%E9%A1%9E%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%9B%A3%E4%BD%93%E4%B8%80%E8%A6%A7
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