自殺者が多い日本とのイメージが国内外で定着しつつあるが、このようなデーターを見ていると先ず数字の見方を考えたくなる。自殺率で見れば世界で6番目である(http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_suicide_rate)。また自殺のデータの取られていない国は多い。データーの取り方もその国ごとに異なり、正確にどの国が自殺しやすい傾向にあるのかわからない。Wikiの日本語版が言うように、保険が下りるか下りないかによって死因が自殺と事故死でわかれるといったこともあるようです。そもそも世界各国が同じ自殺率を持っていたという全店でも、日本の自殺者数は上位に来るでしょう。日本は人口が多いので、自殺者は多くて当たり前。
下手に自国は自殺が他国より多いと考えると、自国が嫌になったり、自分も自殺しても良い感情にとらわれないとも言いきれないでしょう。世界で確りとした基準で「自殺」を図っていく努力が中立的な国際機関にとって必要です。
勿論、数字の取り方よりも断然大切なのは自殺者ゼロの社会を目指していくこと。数字の取り方はおいておけば、先進国の中で日本の自殺率が高いのは確かです。自殺の原因は複雑ですね。価値観やら国の発展状況などが絡んできます。欧米で自殺が比較的少ないのは、厚い社会保障制度や宗教があるかもしれません。キリスト教は自殺を罪としており、そういった価値観が自殺を減らしている背景にあるかもしれません。とはいえ、キリスト教の多い韓国でも自殺率は高いです。それには先進国ならではの自殺の増加もあると思います。韓国は先進国ですが、貧富の差も日本よりも激しいです。発展途上国では貧乏なのは当たり前ですが、先進国では、貧乏が当たり前ではなくなってしまう。先進国であっても貧乏なこと(例えば私のように)や貧乏になってしまうことはありますが、途上国で貧乏な場合と、精神的なストレスの感じられ方が違うと思います。先進国の人はストレスへの対抗性が弱いのかもしれません。これらの複雑な要素を考え、社会制度の改革を進めなければなりません。
人生が嫌になって自殺するということはとても悲劇ですし、絶対に防がないといけないと思います。みなが幸せに人生を送れる日本、そして世界を作っていきたいです。
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