2013年8月2日金曜日

Suicaの履歴提供問題 JR東日本の対応について 

日立がJR東日本のSuicaの履歴情報を匿名とはいえクライアントに販売していた。

日立のプレスを見たときにこれはあぶないなと思っていたら案の定民間から反対を受けて、JR東日本は7月26日から、Suicaの利用者に対して社外への履歴提供拒否の申し出をうけつけている。

本日の報道では、現在までに8000以上の利用者から申し出があったようだ。4300万枚発券されてる中の8000しかという見方も出来るが、JR東日本は個人情報保護の観点から危ない橋を渡っている。


このニュースについては少しコメントしたい。

まず、このニュース自体を知らないSuica利用者が多い。あなたの個人情報も知らぬ間に利用されているかもしれない。この状況下では、情報を「利用されたくない」申し込みを受けるのではなく、「利用してもよい」申し込みにしなくてはならない。


周りの人間でこのニュース自体しならい人が多い。ニュースで時々取り上げられているようだが、JR東日本はこのニュースを大々的にはしたくないという姿勢が見える。もともと溜め込んでいるSuicaの個人情報を日立にセールスも技術面も丸投げで売るだけなので利益率も高い。大きなニュースにせず早く事業化したいのだろう。JR東日本がこの問題について駅や電車・バス内で公示し、全てのSuica利用者に対して知らせる義務があると思う。

JR東日本は、個人情報を使ってほしくない人は申し込みをしてくれという方法をとっている。なにもしなければ「自分の情報を自由につかってほしい」申し込みをしたことと同じになるということ。つまり上記のこの問題を知らない人でさえも、「情報はつかってもいい」と同意を得たことにしてしまった。これは後々JR東日本にとって大きな対処法の適正さが問われる問題になるであろう。

個人情報の大切さを理解する企業であれば、情報を使われたくない人は、なにもしなくても、情報が使われないとうことを前提に事業を行う。JR東日本は情報を「使ってほしい」人は申し込みをするように方針を変える必要がある。

ビッグデータの利用が盛んになっている最近企業の個人情報への姿勢が問われている。

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