2013年6月17日月曜日

川越シェフ ボイコット始まる? 年収300万円、400万円の人にはわからない発言について謝罪


タツヤ・カワゴエは、TV等で有名なシェフ川越達也氏の経営するレストランである。

このお店で先日、水に800円取られたことに対するコメントに、5月19日公開の雑誌「サイゾー」において「年収300万円、400万円の人にはわからない」と川越シェフが発言してネット上で批判が相次いだ。

自身、調理師学校に通っていたこともあり、ジェイミー・オリバーなどしゃべれるシェフは好きで、この方の名前のついた食品もでており、自分も買ってみたことがある。それだけに残念なコメントだった。

この件について川越達也氏は「生意気でした」と謝罪をした。さらに続けて、「改めてネット社会、情報社会、雑誌での活字が独り歩きしていく怖さを痛感いたしております」とのニュースが本日でた。

おこなった発言を「謝罪する」、「取り消す」とか「撤回する」とかよくいわれるが、これは保身の為のていの良い言葉であって、実際に発した言葉が人々の脳裏から消えるわけでもないし、その言葉を発した人の価値観が変わるわけでもない。特に成人を迎えた人間の価値観はそう簡単に変わるものではない。

川越達也氏は、これからも、おなじような場面に遭遇すれば「年収300万円、400万円の人にはわからない」とこれまで人々を見てきたわけだし、これからも心の中ではそう思い続けるのだろう。メディアに出ているという意識から発言はある程度やんわりとした表現になることが常であるから、もしかすると心の中ではもっとひどいことを考えているのではないかと邪推してしまう。

白金や渋谷に新店舗を開く予定なのであるが、この際、新店舗も含め全ての店、製品をボイコットし、年収300万以下にし今回の発言を真剣に考え直させようという動きも出ているようだ。

ネットでのふとした本音発言がビジネスを大きく左右する時代に来ている。