2019年8月6日火曜日

リサイクル不能なマックのストロー 日本のプラスチック削減にちょっと疑問

まずBBCの記事で、マクドナルドで使われる紙のストローがリサイクルはできないタイプであったというスキャンダルから。

世界で、プラスチックの利用が規制されだした。マクドナルドもその波に乗って、プラスチックストローを廃止した。
これ、UKウェールズの会社、Transcend Packagingが製造しているらしいのだが、リサイクルはできないという。しかも飲んでいる間に、溶解始める不良品。マック側の言い分は、リサイクルできないが、資源ごみとして利用される・・・とのこと。

このプラスチック利用制限は日本でも始まってきているが、疑問がある。

もし、(本当に、もしであるが、)日本のリサイクル制度がしっかり機能しているという場合、日本はこのプラスチック利用制限の波に乗る必要がない。無理にお店からストローをキッチンに隠して、お客さんからの注文で出すような茶番は必要ないのではないか?
日本は、プラスチックを今までとおり使い、無駄な部分は、これまで通り削減し、リサイクル利用のためにまい進すればいい。

問題は、ごみをそこらに捨ててしまう人々の多い国であり、それらの国でのプラスチックの制限をかけていくということは、分かる。いわゆる途上国や、マナーが育ちにくい国である。プラスチックでなく、木材など自然のものを歴史上長く使ってきて、それらをそこらへポイポイすること、食べかすもそこらへ捨てて、うまく野生動物などが食べることのできる(できていた)国(熱帯地方など)は、プラスチックの製品も同様に扱ってしまう傾向がある。これは、仕方のないことで、そういう国では、プラスチック自体を、限りなく減らす規制が適している。

日本で、プラスチック削減を無理に進めなくてもいいのでは?と思う。