2015年1月31日土曜日

チャーリー・モルデカイの評価は「最低」 おみおくりの作法は「よい」 北朝鮮のThe interviewは? 公開前のいい映画と悪い映画の見分け方 観ないで分かる映画評

映画館にいくのでも、DVDで借りるにしてもこれは必ずする。日本公開の前でも、その映画の評価がよくわかる方法を紹介する。

大昔から映画を見る前に必ずチェックしているサイトがある。

インターネットムービーデータベースである。海外のサイトで、日本の映画も含めほとんどの映画が掲載されている。

このサイトの効果的な見方を紹介する。いくつか注意事項がある。

映画は星10個で評価されており、10個が最高。1個が最低。

調べ方は、洋画であれば、日本語の題名でなく原題を知らなければならない。

チャーリー・モルデカイであれば、日本名「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」では調べられないので、「Mortdecai」で調べる。「おみおくりの作法」は、「Still Life」である。

原題はちょっとネットで調べれば分かるが、一番確実なのは、Wikipediaに邦題で入って、英語に言語(英語以外なら、それに対応する言語)を変えれば原題はわかる。

原題がわかったら「(原題)、imdb 」で検索すれば、その映画の評価のページが出てくる。

その映画の評価のページにたどり着くと、まず、星が目につく。経験上、6.5以上であれば「良い」それ以下は「期待しない」ことにしている。星が1つだと、それほどの映画もレアなので、むしろ興味がわく。

私が一番重要だと思う指標は、その映画の評価の「フロントページ」の星ではない。

その星の下に「Reviews: User」とある。ここをクリックしてほしい。

これはこのサイトに登録している一般の人の口コミである。この一般の人の星の数をざっと目を通すと、その映画の「本当の」評価がわかると、私は個人的に思っている。

例えば「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」でいえば、「フロントページ」の星は5.4個(2015年1月31日現在)である。まず期待はできないが、完全につまらないとは言えない。

では、「Reviews: User」つまり「本当の」評価はどうか?

星1のオンパレードである。評価はひどすぎる。

「Reviews: User」の見方も注意が必要である。「Reviews: User」も人数が多い時には、ページが数ページに分かれている。この時、私は、昔のページもチェックする。

例えば、ジョニー・デップの2013年のローンレンジャーであるが、自身で観てつまらなかった映画であるが、「Reviews: User」の1ページ目では評価が高くなっている。しかし、少し前のページを見ると、最悪の評価である。

フロントページの星でも、「Reviews: User」の星でも、スポンサー、よくわからないファン(映画の質にかかわらず、自分の好きな俳優がでていればよい評価をする人など)などが影響力を及ぼしているのではないかと邪推している。

では、「おみおくりの作法」はどうだろうか?フロントページの星は7.6(1月31日現在)で悪くない。本当の評価「Reviews: User」は、2ページあり、両方で10に近い星を付けている人が多いので、この映画は「たぶん」良い映画だと思われる。

一時期、評判になっていた北朝鮮関連のおバカ映画「The Interview」は、フロントページは7つ星で良いの評価。ただ、ここでだまされてはいけない。本当の評価「Reviews: User」を見て頂きたい。1つ星のオンパレードである。コメントを見ると0をつけたくても付けれないという評価も目立つ。もし見に行かれることがあれば、なんの期待もせずに観に行ってほしい。

上記を気を付けていれば、日本の公開の前に海外で封切りをされている場合は多いので、日本公開前に評価はわかるのである。

あくまでもこれは私の勝手な判断基準である。世間でつまらないといわれる映画でも面白かったりすることもあるのであしからず。








2015年1月19日月曜日

日本の大学のレベルが下がっている ビリギャル?


「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」が映画化される。この手の本は、ここぞとばかりに受験シーズンにPRがされる。


偏差値29の私が東大に合格した超独学勉強法」など偏差値○○から○○大学への体験記は山ほどあるが、その本人の頑張りは評価するが、「一般の学生」にとっては夢物語でしかない。またこの手の話は今後更に増えてくると思われる。


まず、夢物語という点については、この手の本で書かれる主人公の「出身校は有名進学校」である。


こういう話の主人公は、優等生の学校の出身者である。偏差値29、40と聞いて想像する、名前もなく年に大学卒が1-2人いるかいないかの地方の偏差値30-40の公立学校の出身者ではない。いわゆる有名な私立の付属高校など有名進学校である。


つまり、もともと受験戦争を勝ち抜いてきた勉強の素地はできている「優等生」が怠けて一時的に成績を落としたに過ぎない。


2)この手の本が更に増えるという点については、日本の大学のレベルは低下中で、「難関校」が「中堅校」になっていく。

受験生の数が減っている日本の中で、大学の難易度は全体的に下がっているのではないだろうか。最近、大学の職員と話していても、学生の質はどんどん落ちているという。私立の場合は一般企業であるので、顧客である学生の数は減らせない。既に倒産する大学が出てきているので、背に腹は代えられない。質よりは、数を優先せざるを得ない。


有名な大学も敷居が落ちてきているのが現状である。学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げてはいれるようになった慶應大学、偏差値29でもはいれるようになった東大という見方もできるのではないか。

偏差値が低くても、いわゆる「難関校」への進学物語がこれから更に増えていくと考える。その話をネタに生徒集めをしたがる塾など教育産業の後押しもあり、これからも同様の本が出され映画化もされる。

また、上記にあいまって、卒業後の学生の質も極端に落ちてきている。一流企業の会社の採用側の話でも、新卒の質の低下がはなはだしいらしい。
大学でも、高校でも、会社で使える能力が更に求められている。