2012年10月4日木曜日

有希・マヌエラ・ヤンケ氏 またドイツでバイオリン押収 

堀米ゆず子氏のバイオリンがフランクフルト空港で没収されて間もないが、またしても同様の「事件」が発生した。 

1736年製のストラディバリウス「ムンツ」を日本音楽財団から貸与されているバイオリニストの有希・マヌエラ・ヤンケ氏であるが、その「ムンツ」同じフランクフルト空港で没収されたというのだ。堀米氏の時は必要な書類を携帯していなかったとのことであったが、今回はヤンケさんは貸与証明書と楽器の写真、保険証書等を持っていた。しかし、当局としては「ヨーロッパで売らないとは言い切れない」とのこと。

麻薬などあふれているドイツ、当局としては、もっと注意を配らねばならない仕事があるのではないか?ただ呆れるばかりである。

ちなみに「ムンツ」とは、「楽器内側に貼られたラベルにはストラディヴァリ本人の手書きで「d'anni 92(92歳)」と書かれている珍しい楽器である。透明な黄褐色のニスが楽器のほぼ全体に綺麗に残っており、楽器の保存状態も音色も格段に優れている。1874年以降、英国の収集家ムンツが所有していたため、「ムンツ」と呼ばれている。1737年に死去したストラディヴァリが、最晩年に製作した楽器の1つとして知られている名器である。」出典:日本音楽財団

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