2013年8月13日火曜日

リニア新幹線は外を走るべき 

リニアは土管でなく外を走るべき。これはJR東海の収益を上げる・下げない要因になるし、付随する観光への経済効果も期待できる。

小さいころに鉄道の絵本にでてきたリニア。

猛スピードではしるリニアを想像しながらわくわくしたのを覚えている。

あれから30年たってついにリニア新幹線として具体的に建設が始まろうとしている。

さて、JR東海の計画によるとその路線の多くは騒音や電磁波を防ぐ為、土管のようなチューブの中を走り外は見えないという。

東京から大阪までずっとトンネルを走っているイメージか。だったらいっそのこと地下鉄にしてしまったほうが納得がいく。

海外からの友人たちが日本に来て新幹線を乗りたがる。京都、大阪に行く交通手段であるが、新幹線自体がアトラクションなのである。片道で1,2万円で決して安くない。高速で走る新幹線からの景色は壮観であるし、そとから新幹線が走っているのをみても日本の風景の一部として栄える。新幹線がよく見えるところはちょっとした観光スポットにもなっている。

リニアにもまったく同じことが言える。

外が見えて楽しいからのる人は多い。リニアがただ早く目的地に着きたいビジネス客のみをターゲットにしていくことを考えているなら考え直したほうが良い。日本のビジネス人口はどんどん減っており、IT技術の進歩で出張などもさらに減る傾向にある。重要なターゲットはリタイアした余裕のある観光客や外国人観光客であると思う。

客は外がほとんど見えないのなら新幹線や飛行機に乗ろうという人は少なくないと思う。新幹線だって東京から大阪2時間くらいだ。

ドイツシーメンスのリニアが走る上海では何回か乗った。このリニアは交通手段としての利便性は無いに等しく、ただのアトラクションである。外が見えて、まるでビデオの早送りのような景色が面白い。これを普通の地下鉄のようにトンネルの中ばかりならば一回のって終わりだっただろうし、人にも勧めない。

リニアが走る姿が見える場所は観光スポットになるだろうが、ほとんど土管の中では見える場所は限られて、経済効果も少ないように思う。見える場所はプレミアの場所になるだろうが。

上記のような経済要因を全て細かく試算して、それでも土管の中を走らせるほうが収益があがると考えたのか疑問である。

全天候でも走れるようにするのなら、外からも中からもものが見えないコンクリでなく見えるような覆い(硬化プラスチック?(2,3年で汚くなるので実用的でないか。。))で土管をつくるといった工夫も出来ると思う。

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