2019年6月25日火曜日

JDIに介錯を 会社にも寿命がある 生き残る道は?



ジャパンディスプレイ(JDI)という会社の運命についての記事が多いですね。




日本が介在するに値しない液晶業界(つまり、製品が陳腐化し、値下がりし、日本の水準の人件費が捻出できないという意味)で、単体でも生き残る道の見えなかった(かつて有名だった日系 ソニー・東芝・日立)数社が寄せ集めて、大きくすればスケールメリットがでるともくろみ作った会社です。


でも、スケールメリットは効果的には出なかったことが証明された。


根本にあるのは、人間にも一生があるように、企業にも寿命がある。人間が企業を構成する限り、企業は基本的に、人間の寿命と同じように消えていく、ということ。


世の中には、何百年もつづき企業もあります。でも、そういう企業は1)人間のニーズにとって、とてつもなく基本的なことをしている会社、例えば、建設です 大手の子会社になりましたが、古代から続く宮大工さんの会社があります。そして、2)企業名は同じでも、やっていることはまったく時代によって異なっている、IBMとか、GEとか。 




JDIという生き物がおり、それが寿命を迎えようとしている。チューブをつながれた命を無理につながれた生物のようなのです。それ自体悪いことだと思いません(JDIで働いている1万人以上の人々も生活があります)。

問題は、その生命維持装置に、国民のお金が使われてきているということなんです。産業革新投資機構という投資組織がわれわれのお金を入れて生かそうとしてきた歴史があります。町の中小企業だって大変です。でも、公的資金を注入して生かしてるって、ほとんどないですよ(政治家さんのつながりや、補助金、助成金の例を除けば。。)。

時には、介錯をし、別の生き方を見せてあげることが必要なんです。

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