2010年6月14日月曜日

帝冠様式の復活を!

帝冠様式をご存知だろうか?日本で生まれた和洋折衷の建築様式である。

和食の盛り付けなど日本人の美意識は世界に知れ渡ることではあるが、本当に美意識があるのかどうか疑いたくなる時がある。古きよき形を壊して、どこにでもあるような西洋建築に変えようとする。和風・帝冠様式の建物は減ってしまった。また、綺麗且つ独自な建物を残す努力も皆無である。帝国ホテルはライト氏建築の建物をことごとく潰し、普通感極まりない建物に変えてしまった。京都の先斗町などネオンのついたピンサロなどであふれる。美意識の何のかけらも感じられない。

日本らしい建物、綺麗な建物に囲まれて育っていく、人々の国家に対する愛着も沸いてくるのではないであろうか。(特に海外からの)観光は日本の経済の下支えであるが、西洋から来たお客さんに西洋の真似をした建物を見せても笑われるだけ。京都に来た海外からの方々に「日本らしい建物はぜんぜんないね」といわれてしまった。ちょっとした昔ながらの日本の建物があるだけで、あとは汚らしいコンクリのビルばかり。

大都市の建物が帝冠様式であふれる町、創造してみただけでもワクワクする。海外からの観光客もこれまで以上に増える(きてよかったと思ってもらえることでリピーター増える。)と思う。これからの建物には帝冠様式を採用して行くべきであると思っている。

追記で、日本の公共投資は日本各地の城や歴史的建物の再建に費やしてはどいうか。観光客は爆発的に増えると思う。できれば、姫路城のようにもともとの城に忠実な城を作って欲しい、しかし、大阪城のようにコンクリ・エレベーターとないぶがめちゃめちゃなものでさえ、あるだけその町の風景は生えて見える。それを見に人は来るのである。


ファイル:Yuzhno SakhalinMuseum (5).JPG

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