2010年6月20日日曜日

教育論

自分の今夜食べるおかずなど、世の中に山ほど問題はあるが、その中で最も重要なものは「教育」である。

長い視点でものを見れる人間が教育を考え、改良していかねばならない。改良しなければならないのは今である。「今」行動しなくてはならない。

子供の可能な限りの早熟化が出来ないだろうか。日本には、大学になっても子供のような人間が多くいる。それまでバイトもせずに勉強だけしてきて、大学を出て初めて会社に入ってくる人間が多すぎる。日本の企業は新卒学生への教育に熱心だった。これは企業の資金に余裕がある時代はいいがこれからの時代にそぐわない。また、このように企業が学生の面倒を見てあげてきたから、教育現場での学生の社会化は疎かにされてきたのではあるまいか。ドイツでは15才ころ進路を決める。一度決めると他のコースに戻りにくいといった欠点が指摘されているので、日本はお手本にし、改善したら良い。

教育サービスの無料化。子供手当てなどばら撒きはだめ。修学旅行の無料化や給食の無料化、教員の増員、IT技術の教える設備の最新化や外国語要員の増強、起業精神を育てるクラスの創出などを行うべき。高校を無料化する前に、これらの点で、小中学校の教育の質を上げることも考えるべきある。

高校に入るくらいまでに基礎学力(含 プレゼン、ディベート、外国語)をつけると同時に会社との連携で会社経験を積ませる。中学校で取り入れ始めている社会人経験制度(一定期間フルタイムで会社等に勤務させてもらうこと)の始まりを更に若年化させるべきだと思う。

外国の大学間(特に新興国)の交流を増やし、世界に親日家を増やす試みがある。これがゆくゆくは日本の商機を増やすとの点から素晴らしいアイデアである。個人的には、大学のみならず、さらに若いうちから外国(特に新興国)の学生との交流を増やしコネクションを作っていくのはどうかと思う。衛生面など途上国に若年者を送ることが難しければ、日本へ逆に受け入れたら良い。

教育は百年の計といわれる。これからの日本、世界を作るのが次の世代である。教育問題に今取り組んでもその結果が出るのは何十年もあとなのである。だから結果がわかりにくく、教育改革の責任も追及しにくいのである。ゆとり教育の成果は今少しづつ出始めて、企業の人材の能力の低下を招き、日本の国力を削いでいる。ゆとり教育が日本の経済沈滞を招きはしなくても、長引かせている/いく要因である。

政治が今行動できるか。今教育の改善が出来るかで日本の将来は決まる。


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