2010年1月31日日曜日

南京大虐殺の被害者について日本、中国合意せず Japan, China at odds over Nanjing Massacre victims in history report

南京に去年行きました。町はまだまだ小さく、発展途上でしたが美味しいお店もいくらかありまして、とてもよい町という印象です。
その時、南京大虐殺の博物館に行きました。学生時代に教科書で習ったことでしたが、ここは是非行っておかなければならないところと思っていました。多くの人が見に来てました。多くの人、多くの一般人が日本軍により殺されたことを再認識させられました。とても悲しいことです。
歴史をみても残虐行為は戦争という特殊状態では起こってきたことですが、このような行為を日本が防げなかったことは当時の日本軍の許されざる過ちです。日本が特別にどうということでなく、日本の侵略行為も、他国の侵略行為と同様に非難されて、謝罪されるべきことなんだと思います。自分が中国の南京で日本軍に親を殺されたとしたら、私も日本のことを憎み続けるでしょう。これは国が謝罪したとかお金をくれたとしても消えないでしょう。

南京大虐殺でもホロコーストでもなんでも否定者はいます。しかし、残虐行為が南京でなされたということは事実だと思います。日本政府もそれを否定すべきではない。被害者の数について合意できなくても、日本軍によって残虐行為が行われたことについて、そして、そうした行為につき日本政府、日本人一人一人が謝罪の気持ちを持ってもらいたい。これを自虐史観とは呼ばず、間違ったことは素直に謝罪し、改善できる公明正大な国として日本を作り上げることが出来ると思います。

戦争を知らない世代から中国と日本の関係は留学生の交流、ネットなどでの交流を通じて、改善しているように思います。その一方、知らないがゆえでの互いの国への偏見も広がっていることを懸念します。

残虐行為を認め、それを二度とおこさない誓い、歴史的事実を認め合った上で、中国、日本の政府間でも共同声明を行い、そこから中国と日本の友好関係を築いていけたらと良いと思います。

(このテーマに関しては、他にもいる韓国や東南アジア、豪州などの日本の侵略戦争の被害国も含めて考えていきたいです。)


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